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支笏湖から来たヒメマスの成長状況の確認
8月25日、昨年10月に支笏湖漁業協同組合から届いたヒメマスの成長状況の確認の為、兵庫県内水面漁業センターを訪問した。
2000個の発眼卵が孵化し、現在800~1000匹に減少していましたが、6~8センチに成長した稚魚たちが元気に泳いでおりました。
県関係者の皆様は、今回の飼育が初めてのヒメマスとの接点ではありますが、様々な文献等を通じて既に多くの知識を持っておられました。
まだまだ暑い日が続き、高水温も続くことが予想され、無事に成長してくれるのかは現在のところわからないが、新たな挑戦をしてくださっている全ての関係者の皆様に心より感謝をしております

以下は、兵庫県農林水産部水産漁港課が作成した現在までの報告であり、行政の研究経過報告は日本初ではないかと考えている。
ヒメマス飼育予備試験
1.目的
ヒメマスは、サケ科魚類の中で特に美味とされるものの、低水温環境を好む冷水性魚類であり、疾病等に弱く、環境変化に敏感であるため養殖が難しい魚種てある。
全国的にも養殖事例が少なく美味で高単価の見込まれることから、本県での養殖の可能性を検討するための予備試験を実施する。
2.方法
北海道の支笏湖漁業協同組合から発眼卵(採卵日R7.10.27、発眼日R7.12.2)を令和7年12月24日に約2000粒を取り寄せ内水面漁業センターで飼育を開始した。
3.飼育状況
(1)飼育水温
内水面漁業センター、朝9時の屋内水槽の水温は、7月20日頃までは20℃以下であったが、その後は、20℃以上が続いている。なお、日中はそれ以上の水温になっていると考えられる。
(2)生残
4月末から5月上旬にかけてへい死が増大。
5月中旬からへい死は落ち着いたが、共食いがはげしい、計数した死亡尾数以上に減少していると思われる。生残数は800〜1000尾程度と思われる。
(3)へい死魚
へい死魚が増大したため、冷水病及びIHNの魚病検査を実施したが、陰性であった。
5月4日の体重及び尾叉長の測定結果と4月末から5月上旬のへい死魚を比較したところ、へい死魚は明らかに小型魚で痩せており、胃も空で、餓死に近い状態であった。
(4)成長
水温が20℃以下では順調に成長した。同時期に内水面漁業センターで孵化し、同様の密度で飼育したヤマメよりやや小さい程度であった。水温が上がった影響か7月下旬頃から餌摂取量がやや減少している。


